今回は【子供に教えてあげられますか?】シリーズです(笑)
・・・勝手にシリーズ化してます。お付き合いください(´ω`*)
突然ですがあなたは【預金(よきん)】と【貯金(ちょきん)の違いが分かりますか?
なんだ、そんな簡単なことわかるよ!!っていう方は読み進めなくても大丈夫です!
でもこれを聞かれて『えっ?ヤバッ!わかんないかも・・・』という方はこちらの記事を読み進めてください。
子供に教えてあげられるようになるべく簡単に読み物的な感じでお答えしますね♪
前提として日本での法令上で決められている内容となる為、海外などでの認識とは少し違ってくる所もあるかもしれませんがご理解お願い致します。
☟☟☟ ではご一緒にどうぞ ☟☟☟
預金と貯金の違い
決定的な違いは取り扱う金融機関に応じて【預金と貯金】という使い分けがなされるという事。
もともとは、決済を目的とするものを預金。
貯蓄を目的とするものを貯金と呼んでいたといわれる。
預金のほうがより広い意味合いを持つが現在では同義に扱われている。
ではちょっと詳しく見て行きましょう☟
預金について
上記の違いをふまえてどのような金融機関での取り扱いがあり決算を目的とするかご紹介します。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
預金を取り扱うのは、銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、信用事業を行う農業協同組合などの預貯金取扱金融機関である。このほか、日本銀行もまた預金の受入れを行う。
企業や商人向けだった銀行預金
対する銀行が日本で始まったのは、明治6年からです。
最初はすべての銀行が国立で、当時100を超える銀行がすでにあったようです。
明治15年に中央銀行として日本銀行ができた後は、ほかの銀行は民間に変わっていきました。
当時、銀行にお金を預けたのは、都市部の商人や企業などが主でした。
これは、預けられる最低金額が1口5円(現在の20万円~30万円程度)以上などと決まっていて、庶民の多くは利用したくてもできなかったためです。
当時は、小学校の教員や警察官の初任給が現在の物価換算で月8万円~9万円だった時代です。
また、当時から「預金」は企業などに融資という形で貸し出されていました。
貯金について
貯金は貯蓄を目的としたものをいいます。
こちらも出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
貯金預貯金取扱金融機関のうち農協・信農連(JAバンク)や漁協・信漁連(JFマリンバンク)においては預金ではなく貯金と呼称する。2007年10月1日に日本郵政公社が分社化・民営化されて発足したゆうちょ銀行は郵便貯金の一部業務を継承している経緯を踏まえ、法令上は預金であるものの、取引上は従来通り貯金と呼称する。
郵便貯金は庶民が対象
では、なぜ取り扱う金融機関で呼び方が違うのでしょうか?
これは、銀行預金と郵便貯金では、成立してきたときの歴史的な背景がそれぞれ違うためです。
まずは郵便貯金から。
郵便貯金は、国の政策として明治8年から始まりました。
それまでの日本では、「いざというときにお金を貯める」=「貯金」という習慣があまりありませんでした。
そもそも江戸時代までは、多くの人が農業を営み自給自足に近い生活を送っていたため、お金そのものが今ほど使われていなかったからです。
したがって、その流れを引き継いだ明治初期でも、国民全体はまだ貧しいままだったのです。
そこで、庶民に「お金を貯めること」を奨励しようと、イギリスの郵便制度を参考にして当時の大蔵省(現・財務省)が運用を始めたのが郵便貯金です。
一人ひとりの貯蓄額はわずかでも、それらを集めることで国家の発展のために活用しよう、という目的もありました。お金を預けたのは、主に貧しい農民が多かったようです。
まとめ
【預金と貯金】の違いは取り扱う金融機関に応じて使い分けがなされるという事になりました。
内容をまとめたものがこちら☟
銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫など
ゆうちょ銀行、JAバンク(農業協同組合)、JFマリンバンク(漁業協同組合)など
その他参考記事はこちら☟
お金を貯めるために始まった「貯金」と、お金を預け運用するために始まった「預金」。
取り扱う金融機関の違いの他に歴史的な成り立ちの違いが呼び方の違いだったというのは面白いですよね。
子供には難しく伝えるよりも興味をもったらまずは雑学として教えてあげる!!が大切だと思います。
興味を持つタイミングも大切ですが、興味を持ってもらうも同じくらい大切ですよ♪
子供も大人も嫌いな事は後回しする傾向が充分にあるので何事もまずは興味を持つこと!
そこからお金の事を少しずつ子供に伝えて行きましょう♪
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